着物をすてきに着こなしたい

着物の魅力はすごい

花火大会があちこちで開催され、街に浴衣を着た女性の姿があふれるこの季節はなんとも楽しいです。

常々おしゃれが好きな母とファッションについて話すのですが、母との共通した意見はどんなにお洒落をしても着物には叶わないというものです。

結婚式などのパーティシーンで、来客としていくら華やかなワンピースを着て出かけても、そこに着物の女性が登場すると一瞬で霞んでしまうのです。

それほどに着物のもつ華やかさやパワーは凄いと思います。

アラフォーの私としては、それまで着ていたちょっと赤い帯や紫地の浴衣はそろそろ卒業をして、キリッとした着物、絽や紗などの着物で出かけてみたいものです。

もしくは浴衣もでも白地や紺色のちょっと大人っぽいものの方が似合う年齢になってきたように思います。

時おり電車などで、着物姿の30代くらいの女性を見かけるのですが、最近は皆さんコーディネイトがとっても上手ですよね。

冬場に着物の上にカシミアのグレーのショールを羽織って、手袋をはめたとてもお洒落な女性の持っていたバッグは、ファーがあしらわれたカゴバッグでした。

なんて素敵なんだろうと、その姿がずっと頭から離れないままです。

もっと着物が日常になると良いですね。

母の紬でスーツ

母が逝って数年経ちます。

若い頃は着物ばかりだった母は、50代になって洋服の簡便さに目覚め、ドレメ出身の私を専属デザイナー兼縫い子にしていましたから、沢山あった着物は全部箪笥の中で眠っていました。

ちょっと粋な着付けをする母は、親戚では評判の着物美人でしたが、着付けに様々な用意のいる着物は面倒くさくなっていたようです。

洋装は垢抜けた少し派手めのものが多かったのですが、着物は全く反対で、地味な紬系が大半でした。

古くなっても気に入ったものは自分で解いて反物にもどし、仕舞いこんでいましたが、私は機会があれば「紬のスーツ」を作ろうと狙っていました。

着物の反物は巾が狭いので、継ぎ接ぎしないと思うようには洋服にはし難いものです。

スーツの袖も2枚はいで作らなければ、形の良いものには仕上がりません。

90cm巾やダブル巾の洋服地とは違って、デザインに苦労しますが、スーツのように体に沿わせていくものは、切り替え部分が多いので、かえって作りやすいのです。

特に紬は細かな柄で、シャキッとした生地なので、堅くてスッキリしたスーツになりました。